日の丸構図でかわいく撮ろう!
「うわー!すごーい!」とインスタ映えしそうな食べ物を目の前にしたとき、つい写真を撮りたくなりますよね。スマホを向けて、食べ物を撮るとだいたい画面の真ん中で合わせて写真を撮ると思います。
…だいこん?うん…だいこん…?
写真の主役となるものをどこに置くかで、写真の印象は大きく変わってきます。
この主役の置き方を構図といい、主役を真ん中に置く構図を日の丸構図といいます。
今回は、この日の丸構図でかわいいドール写真を撮る方法をお伝えします。
「だっこ!」
というわけで、今回は僕にだっこを求めてくる甘えん坊を主役においてみました。よく言えばシンプルな背景の中心に主役の子。このままでも世界一かわいいですが、写真としてはいまいち魅力に欠けるものになっています。この子を撮りたい、この子が主役なんだなということはわかりますが、それまでの写真です。
日の丸構図は主役がわかりやすく伝えられる構図ですが、一番撮りやすく一番ありきたりになりやすい構図です。なので、簡単に撮れる半面、表現としてはとても難しい構図だと思います。
そこで、日の丸構図を使う際には、主役や主題となるものをできるだけ細かく、その細かくしたものを中心に来るように配置すると、より魅力的になります。
「誰の」視点で、「何に」目を合わせて、「何を」伝えたいかを、できるだけはっきりさせることで、より伝わる写真になります。
今回に関して、この子がだっこしてほしいと、こちらを見て伝えてくれています。その場面を写真として切り取ってみましょう。
誰の視点で:West(撮影者)
何に目を合わせて:甘えん坊さんの目
何を伝えたいか:だっこしてあげる!
うん、かわいい。
だっこを求められている僕の視点から、シャッターをきりました。やはりドールと人間では身長差があるので、やや見下ろす形となります。
目は口ほどにものを言うともいいますし、だっこを求めている・求められているということで視線を合わせ、甘えん坊さんの目を中心に置きました。
これで、だっこしてもらって幸せ・だっこして幸せというなんとも親バカな写真の出来上がりです。
というわけで、今回は日の丸構図でかわいい写真を撮ってみました。
同じ被写体を撮るにしても、構図や角度、視点で大きく印象は変わってきます。
今回はほんの一例で、同じ被写体・同じ構図でもっと違った写真が撮れるかもしれません。
写真を撮るのは楽しいですし、撮った写真を見た人が何かを感じてくれたらもっと楽しいと思います。今回の記事が、楽しい写真撮影の助けになれればうれしいです。
それではまたの機会に。ありがとうございました。
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おまけ
机に紙を垂らした安価な撮影環境。