だいこん工房

デジタル一眼初心者の、初心者による、初心者のためのドール写真講座

生存報告と初の被災

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「夜の明かりなの」

 

みなさんご存知の通り、今朝未明に震度7を記録する地震が起きました。地震の名前が決まって公表されていましたが、停電やら断水やらでバタついていて覚えておりません。電気が止まってしまったことで職場も機能停止し、家の冷蔵庫やらもろもろも機能停止し、電気の大切さが身に沁みました。北海道全体の電力の復旧には1週間程度かかるとのことですが、幸いにして自分の地域に関しては復旧することができました。本当にありがたいことです。後で知ったことですが、札幌市内でも道路に亀裂が入ったり液状化現象が起きたりであまりに被害が大きく、観測史上最大の地震なんだというのを後になって実感しました。

地震が起きてからすぐに働いて夜まで職場にいたので被害状況がわからずあまり実感がなかったのですが、電力が復旧したり情報を集めている間に被害の状況がよくわかってきて、それから「自分も被災者なんだ」という当事者意識が出てきました。

 

実際に家での被害は洗面台が軽く割れたりプラスチックのお皿が落ちてきたりくらいでほとんど被害がないに等しい状態だったので、本当にのんきに過ごしておりました。

それでも深度6~7あったらしいんですが、うちのこも無事で家も全く問題なく、運河よかったのだと思いました。

 

なんて書いている今まさに揺れているんですがね。怖い。

 

実際家の被害は大したことありませんが、これまでにない大きな揺れを実感していた間は死を覚悟するほどの恐怖で、全く動けませんでした。上から何か落ちてくるんじゃないか、家がつぶれるんじゃないか、しかし下手に動けば何かの下敷きに…なんて色々考えてしまいましたし、動こうにも動けませんでした。二度と感じたくない恐怖でした。

 

そんな出来事から容赦なく仕事へ向かいまして、暗くなるまで働いておりました。

まだ電気は復旧しておらず、撮影用のライトを有効活用して家の片づけをしておりました。

外も真っ暗、家の中も真っ暗、外で響くのは救急車のサイレンのみ。

そんな状況で過ごしていると、だれでもいいからそばにいてほしいなんてすごく寂しい気持ちになってしまいました。

 

被災者になってみて思いましたが、自分がこういう状況に陥っているときにせめて他人を感じれる何かがあれば心の支えになるのだろうと思いました。

実際にSNSでだれかが心配してくれたり、だれかが冗談を言っていたり、なんかきれい風景の写真があったり。そういうものから元気をもらえるのかなと思います。

そして、実際にだれかに会いに行きたくなって、外を出歩いてみました。

まあすすきので飲んでいたんですが、きれいな星空が見えて感動したりもしていました。

 

まとまりのない生存報告記事になりましたが、人間は弱い生き物ですから、被災したから食べ物だなんだってだけでなく、暗くて寂しくなった気持ちを和らげる何かも必要なのかもしれないし、暗闇の中の光って想像以上に心強く、生きる気力をくれるんだと思いました。

 

というわけで生存報告の記事になります。明日は早朝から夜中まで仕事です。

ブラック。ではまた次回。