単焦点の世界 ～開けばいいってもんじゃない～
ふしぎなせかいに まよいこんだみたい
さてさて単焦点レンズを購入してから１週間ほどが経過しました。
ほとんどスマブラにうつつを抜かしておりました
諸行無常の響きあり。
そんなわけで平日は人に見せられる程度の本気度であまり写真は撮っておりませんでしたが、その反動か週末は写真漬けな感じで過ごしておりました。もちろんスマブラもキャラ半分近くまで出しました。がんばりました。
こんな感じのいい雰囲気の写真も撮れたりして、新兵器単焦点レンズのF１．４の世界を堪能しておりました。人間、新しい力はすぐ試したくなるものです。それがよさでもあり、悪さでもあるんですよね。業の深い生き物です。
そんなわけで今日も出かけておりまして、サッポロファクトリーのイベントにも顔を出してきました。抽選に落ちなければ僕はあの場所に出店者側として立っていたものを…くっ…。
そこで以前から知り合っていた方とまた会いまして、それで色々お話させてもらいました。そうするとまた別の知り合いの方が来まして、さらにその知り合いの人も来まして、知り合いの連鎖みたいな感じになっていました。ぷよぷよみたいに４人くっついたら消えるとかないよななんて思いました。
その知り合いの知り合いみたいな感じの方でカメラ暦がもう何十年単位の人がいまして、レベルが違いすぎてびびりました。話の内容からして、聞いて理解するまでタイムラグが生じるくらいのアレでした。そりゃそうだ。
その方いわく、大事なのは「完成図を予想すること」だそうです。
以前北海道開拓の村で行われたモデル撮影会でもプロのカメラマンの方が同じようなことを言っていまして、そうなのかーとなんとなくわかったようなわかっていないような感じになっていました。
単焦点を持っていたら絞りを開放にしたくなるのが当然だけど、開放にするだけじゃなく被写界深度を意識して絞るのが大事だと今日の方は言っていました。
実際にうちのこを撮ってもらったときはF16まで上げて被写体全体をくっきりと写すようにしていました。手持ち撮影でISO最大まで上げていたので、人に見せる場合はきちんと三脚を使うと補足もいただきました。
じゃあ絞ったらそんなに違うの？とさっそく撮ってみまして、ファインダーをのぞいて絞ってみても、被写体の周りはかなりボケています。
内心「単焦点は絞ってもダメなのかなー」なんて思ってシャッターを切ってみるとびっくり。
ファインダーで見た景色と写真が全く違いました
かなりピントが全体的にあっていて、絞りってすごいんだなという実感と、ファインダーで見た景色がすべてではなかったんだという気付きが同時に沸き上がりました。
撮った瞬間「すげえ！」って声に出たくらいです。
以前の開拓の村でカメラマンの方が言っていたことで「毎日写真を撮らなくてもいいから、これと決めたレンズと距離でファインダーをのぞくこと」という言葉がありました。実際それを続けてきていましたが、こういう出会いや気付きをもたらしてくれるから毎日覗いたほうがいいということだったのかもしれませんね。
ファインダーをのぞくことで、それがこのカメラの世界のすべてだと思い込んでしまっていましたが、実際に同じ被写体同じ構図で絞りを変えて撮ってみることで明らかに世界が違いました。
こうして同じ被写体、同じ構図で同じように絞りバージョンと開放バージョンを撮っていけばきっとどの場面でどれくらい絞ればいいのか開けばいいのかというのがわかってくるのかもしれませんね。
また一眼レフもミラーレス一眼もフィルムもどのカメラでも言えることでしょうが、ファインダー越しの世界はあくまでファインダー越しの世界であって、自分たちが見ている世界とも、世界を切り取って写真となったものとも別物というわけですね。なんだか同じ世界に存在しているのに、すべてが違うってロマンチックですね。
前者がF16、後者がF1.4です。カラーバランスが崩れているのはクリスマスツリーの点灯で色がさまざま飛んでいたからです。
単焦点で絞るのとズームレンズで絞るのもまた違うような気がします。まあそれはおいといて僕はこの場合は前者のほうがすきですね。
そんなわけで今日もまた写真に関して自分の中の何かが揺さぶられたいい一日でした。
先週も写真漬け、今週も写真漬けでなんだか濃い週末でした。
来週はゲームのイベントで、再来週はついにドール関連のディーラーとしてイベントに参加してきます。１２月は師走、大忙しですね。まあ職場も大忙しなんでとっとと辞めたいんですが。
次回はどうなるかわかりませんが、スマブラやってるかもしれません。ではまた次回。
