だいこん工房

デジタル一眼初心者の、初心者による、初心者のためのドール写真講座

講演の天国と地獄

f:id:mimi_miu_umi:20181202233005j:plain

 

関係ないですけど単焦点レンズ買いました。

 

ほんと関係ないですね。

 

以前飲み屋で知り合ったカメラマンの方に単焦点を勧められ、ずっと気になっていたのでミラーレスとフルサイズのレンズに互換性を持たせるマウントを購入し、その上でフルサイズの単焦点レンズを色々お店で試させてもらいました。

 

そしたらもうなんというか今までのズームレンズとは別世界が広がっていましたね。レンズ変えるだけで世界が変わるのは今のカメラを購入して知ってはいましたが、なんというかさらに実感を伴った世界の違いを思い知りました。

 

F1.4ってまじでやべえ

 

なんて思いました。絞るのはいくらでも絞れますが、どこまで開放できるかっていうのはレンズ次第ですからね、うん。

 

実際中古で購入したので大した金額にならずに…というかありえないくらいお得に購入できました。運がよかったのである。

 

さてさて今日の本題に入りますが、今日は朝10時から17時まで写真家の講演を聞いていました。参加費無料で色々なテーマの講演を聞くことができ、非常に貴重な体験をすることができました。さすがに終わった瞬間は9割くらい屍と化していましたけどね。

 

全体的なテーマとしては、写真活動における北海道のこれからを考えるというようなものなのかなという印象を受けました。今回講演してくださった写真家の方々は物心ついたときからカメラを触っていてフィルムカメラ時代からやっているような大ベテランがほとんどで、北海道の景観や観光客の変容を目の当たりにしてきている人たちでした。

これまであまり人のいなかった土地に外国人観光客を含め様々な人たちが集まってくるようになったことによる恩恵と弊害があり、マナーだったりそういう問題とどう付き合っていくかという話だったり、純粋に北海道の自然の美しさについてだったり色々な話題がありました。

 

また、それぞれの地域における写真展の違いだったり、国を超えて海外の写真展に参加してみての報告だったり、写真の世界の広さについて学ぶことのできる貴重な時間でした。

 

7時間という長丁場の中でたくさんのことを聞けましたが、そこで一番印象に残った言葉があります。

 

「すべての景色は必然である」

 

いい写真というのは日常の中の写真であり、同じ場所でも時間の経過により景色は移り変わりますし、何気ない日常を切り取った写真が10年20年経って輝いてくる。だから何気ない写真をたくさん撮ってほしい、というようなことを言っていた方がいました。もう感激やら刺激を受けまくりな1日でしたが、特に印象深かったのがその方の講演でした。また写真が撮りたくなってうずうずするくらい、本当に楽しい1日でした。

 

個人的な話になりますが、大学受験の際にだいたいどこの医療系の学部にも「地方医療が云々」という言葉が書いてありましたが正直地方なんて行きたくないなんて思って、大学で学んでいるときも地方医療のことに関しては全くの無関心でした。

というか今日の今日まで地方なんて…と思っていた部分があります。

 

しかし今日の講演の中でのそれぞれの地方の取り組みや写真家の方々の撮っている写真を見て、「ああ北海道ってすごく素敵な土地なんだな」なんて今更すぎるくらい今更実感しました。

 

写真への取り組みや姿勢、被写体や場所を探す努力そして写真にかけてきた時間などが僕とは全然異なり、価値観をぶん殴られて壊された感がありました。まあ始めて1年ちょっとなので当たり前なんですけどね。

こういう価値観を大きく変えられるような感覚を久しぶりに感じ、いい1日だったなと思います。

また週末はカメラを持って外に出よう、なんて気持ちになりました。

きっとこれまでと同じ場所、同じ被写体でも見る世界は違ってくるのかななんて思います。それってなんだか素敵なことだな、なんて。

 

というわけで今回は濃い1日を過ごすことができました。こんな色々書きましたがたぶん次回は服作りたのしいとか言ってる記事を書いている気がします。多趣味。

 

ではまた次回。