パターン構図と引き算
今日は、以前から気になっていたけどなかなか足を運べなかった富士のフォトサロンへ行ってきました。誰かが撮った大きな写真を眺めているといろいろ参考になったり、画面越しだけでなくきれいに印刷された写真も素敵だと思いました。
そんな中でも個人的に惹かれた写真はシンプルだけど色鮮やかな写真でした。
特に、紅葉が主役だけどあえて紅葉を黒くして後ろの水辺がきらきらしている写真がとても素敵に見えて、自分もこういう写真を撮ってみたいと思いました。
今回はよりシンプルな構図の作り方についてお伝えします。用いる構図はパターン構図というもので連続した形や線を写真の中に取り入れる構図です。今回はこの子たちに協力をお願いしました。
甘えん坊なちびっこたちとおねえちゃん。この子たちと一緒にパターン構図を作っていきます。
先ほども書いた通りパターン構図は同じ形や線を写真に取り入れていきます。要するに規則的に何かを並べることで構図を作ることができ、この子たちが歩いている姿も切り取り方1つでパターン化することができます。
おねえちゃんと一緒にお散歩。本当は背景がごちゃごちゃしていてパターンが映えないだろうと思って撮ってみましたが、案外主役がはっきりしていて構図が映えています。
お次はこの写真。ぬいぐるみをだっこする瑠璃とだっこ待ちのぬいぐるみたち。まだかなーと見上げている後ろの犬がなんだか愛らしいですね。もちろん瑠璃も愛らしいですが。ここではうしろのぬいぐるみたちにパターン構図を使っています。
今回の主役は瑠璃…といいたいところですが、だっこ待ちをしているぬいぐるみたちの今か今かと待ちわびている姿がより映えるようにこのぬいぐるみたちを主役において再度組み立てていきます。
ぬいぐるみたちを主役におきアングルと高さをぬいぐるみたちにおいていきます。
そしてぬいぐるみたちの列というパターンを中心におきパターンが画面全体を占めるように切り取って写真を撮ってみます。
このようにぬいぐるみを主役においてみると、それより大きい瑠璃の一部だけが写る形になります。瑠璃の足もパターンの一部になり奥行も感じられるようになりました。あと足だけでも超かわいいですね。
主役を変えてみると他に写るものが限定されたり変わったりしていきます。主役によって脇役をどうするか背景をどうするかなど考えていくことで場面ごとに足し算がいいか引き算がいいかを考えていけるようになると思います。
というわけで今回はパターン構図と引き算の考え方についてお伝えしました。
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それではまた。
おまけ
ぼてっ